発酵食品ということは、腸に効果が生まれることでダイエットに結びつきますよね。
つまり酢の物が体に良いのがなんとなく分かってきました。
今回の酢のことについて詳しくお話していきますので、最後までお読みくださいね。
Contents
お酢はヨーグルトや納豆の仲間
家庭で使われているお酢の多くは「醸造酢」で、米、麦、コーン、果物、野菜、さとうきび、はちみつなど、自然の恵みを原材料としています。
「醸造」という言葉が示すように、微生物の“発酵作用”を用いてつくられていますが、ビールやワイン、みそやしょうゆなども同じく醸造でつくられていますよね。
微生物の発酵作用を使った食品としては、チーズ、ヨーグルト、納豆があげられます。これらは「発酵食品」としてよく知られていますが、実はお酢も発酵食品の仲間。あの酸っぱい味は、自然の賜物なのです。
発酵でお酒がお酢に変身!
一般的な米酢を例に、お酢の製造方法を紹介していきます。
お酢は大きく4つの工程を経てつくられています。
① お酒をつくる
お酢がダイエットに効く理由
- 脂肪燃焼を助ける
- 内臓脂肪を燃やす
- 血糖値の上昇を防ぐ
の3つです。順番に見ていきましょう。
① 脂肪燃焼を助ける
お酢には「脂肪燃焼を助ける」といった効果が期待されていますが、その秘訣はお酢に含まれる、クエン酸とアミノ酸にあり、クエン酸が脂肪をエネルギーに変える動きを活性化し、アミノ酸には脂肪燃焼を助ける働きを持っているのです。
飲むタイミングは、ジムやヨガなど脂肪を燃焼する運動の30分〜1時間前で、さらなる効果が期待できます。
また、クエン酸やアミノ酸には疲労回復効果もあるため、脂肪燃焼と疲労回復のサイクル効率をより良くすることができるようですよ。
② 内臓脂肪を燃やす
お酢には「内臓脂肪を燃やす」効果もあるといわれています。
③ 血糖値の上昇を防ぐ
ダイエットには「血糖値をあげない」ことが重要です。
糖分が血中に入ると、糖を分解するために「インスリン」が分泌され、インスリンは糖の分解作用を持っていますが、脂肪の分解を抑制するので、 血糖値が急に上がりインスリンが大量に分泌されると、脂肪が分解されづらくなってしまうからです。
そこで、血糖値上昇を緩やかにしてくれるのが「お酢」で、食事中や食後にお酢を使った料理や飲み物を取るように心がけましょう。
お酢単体で摂取するのではなく、食物繊維やエネルギー代謝をよくする「ビタミンB群」「ポリフェノール」と組み合わせると、糖の吸収抑制効果はさらに高まります。
急激な血糖値を抑え、血糖値をしっかり管理することで糖尿病を避けることもできます。
お酢を飲むときに気を付けること
お酢は酸性なので、取りすぎると歯のエナメル質が溶けて虫歯になりやすくなったり、 胃の負担になってしまい、胃痛などの原因になってしまいます。
これらの副作用を避けるためには
- お酢を飲んだ後は、うがいをする
- 原液で飲むことを避ける
- 空腹時はお酢を飲むことを避ける
の3点が大事になってきます。
ただし、原液だと酸が強すぎるので、炭酸水や水で薄める、調味料として利用するのがおすすめで、空腹時は、食べ物や飲み物の刺激を受けやすい状況なため、胃の負担を軽減するためにも、お酢をいきなり飲むのは避けてましょう。
また、黒酢や甘酢など甘いお酢は、もちろん糖分が入ってますので、逆に太ってしまうこともあるため、あくまで「大さじ一杯〜二杯」を目安に毎日継続することが大切です。
お酢がダイエットに効くポイント
ダイエットだけでなく、健康・美容に嬉しい効果のあるお酢の効能をご紹介していきましょう。
① ダイエット効果
お酢は体内に取り込んだ栄養分のエネルギー代謝を促進させ、必要以上に栄養成分を吸収するのを抑えたり、脂肪を溜め込む体質を改善していく効果が期待できます。
お酢に含まれるアミノ酸は新陳代謝を活発にすると同時に、脂肪分解の役割を持つ酵素リパーゼを活性化させるので、お酢を摂取後に有酸素運動を行うと、脂肪燃焼効率をアップするといわれています。
また、現代の食生活は酸性体質になりやすいのが現状で、健康的な体は弱アルカリ性の状態であり、酸性に傾くと代謝が悪くなったり、冷え性、ドロドロ血液、疲労などの原因になるといわれています。
アルカリ性食品であるお酢を摂取することで、酸性体質をアルカリ性に傾けていき、代謝機能を通常にする効果や疲労回復効果などが期待できます。
② 減塩効果
調味料にお酢を加えると塩味を強く感じるため、塩の量を減らしても塩味を損なわず美味しく食べることができます。
これに伴い、お酢を毎日15ml以上摂ることで血圧が低下したり、塩分の摂り過ぎによるむくみ改善にも役立ちます。
③ カルシウムの吸収アップ
ダイエット中はカルシウムが不足しがちで、ただでさえストレスが溜まるダイエットに加え、カルシウム不足はダイエットの大敵です。
お酢には胃液の分泌を高め、カルシウムの吸収をよくする働きがあるので、吸収効率の悪い魚や野菜をお酢で調理することで、カルシウム不足を予防することができます。
④ 冷え性予防と改善
お酢には血液循環を良くする働きがあるため、体中の巡りが良くなり、冷え改善などに役立ちます。
⑤ 便秘解消
お酢を摂ることで炭酸ガスが発生し、このガスにより腸が刺激されて腸のぜんどう運動を活発にし、便が出やすい環境をつくる効果が期待できます。
⑥ 血糖値の急激上昇緩和
お酢は食物が胃に滞留する時間を延長する働きがあり、これにより食物の腸への流入が緩やかになり、血糖値の急上昇を回避=インスリンの過剰摂取を抑えることで、脂肪を溜めこみにくくする効果が期待できます。
⑦ 美肌効果
お酢にはビタミンCの破壊酵素の働きを弱める作用があり、また、お酢は血行をよくし、新陳代謝を盛んにする働きがあるので、肌色アップ、くすみ解消など、肌を若々しく保つのに効果的といえるでしょう。
お酢のデメリット
お酢には色々な種類のものがありますが、全てがダイエットに向いているわけではありません。
本章では、お酢ダイエットに向かないお酢について紹介します。
糖質たっぷりの「調味酢」はダイエットに不向き
お酢は大きく分類して「醸造酢」と「調味酢」に分けられます。
「調味酢」は、「醸造酢」に砂糖や果糖ぶどう糖液糖などの様々な調味料や添加物を加えて味付けをしたもので、「これ1本で味が決まる!」とあって、愛用している人も多いのではないでしょうか。
しかし先述通り、「調味酢」には様々な調味料が入っており、ダイエットの大敵である「糖質」をたっぷり含んでいるものも!
お酢に糖質がどれだけ含まれているかを見極めるには、製品のラベルの成分表の「糖質」部分を確認しましょう。
甘くておいしいドリンクにも要注意
コンビニやスーパーなどで種類豊富に販売されている、お酢を使った甘くておいしいドリンク。
体のためを思って摂取している方も多いと思いますが、甘いお酢ドリンクは多くの商品に糖質が添加されていますので、裏面の原材料名の欄を確認してみましょう。
特に「果糖ぶどう糖液糖」「砂糖」「はちみつ」等は血糖値を上昇させる「糖質」が多く含まれています。
お酢ドリンクで糖質オフのダイエット効果を期待するなら、「糖質●●%オフ」という表示のあるものや、1食あたりの糖質の目安量などを記載した「ロカボ糖質」などで確認するのをお勧めします。
お酢を飲むタイミングは「食事中」がおすすめ
基本的に摂取しやすいタイミングで良いとされていますが、お酢は食後血糖を緩やかにすることが期待されるので、食事中の摂取や、料理の中にお酢メニューを取り入れることをおすすめします。
お酢には食欲増進作用もあるので、食前や空腹時に摂取すると、いつもより食べる量が増えてしまう可能性もあるので注意が必要です。
お酢原液をそのまま飲むと胃が荒れる危険性も
お酢は酸性なので、原液をそのまま飲むと胃や喉を傷めてしまいます。とくに空腹時は胃の負担を考慮しましょう。
お酢大さじ1杯を、好みの量(一般的には約200ml)のお水やお湯、炭酸水、牛乳などで薄めて飲むほか、酸っぱさが苦手という方は、調味料としてお酢を料理に使うのがおすすめです。
料理程度の加熱時間では、お酢のダイエット効果に変化はないとされていますので安心ですね。
お酢の飲みすぎに注意
一度にたくさんのお酢を飲んだり、短期間集中で飲むのではなく、無理のない方法で1日大さじ1杯、継続的に摂取することを心がけましょう!
酢の物ダイエットに効果的なお酢の選び方
ダイエット効果を高めるお酢の種類とは?
お酢にも色々な種類がありますが、特にアミノ酸やクエン酸が豊富に含まれている「黒酢」「香酢」「もろみ酢」は、ダイエット効果が高いといわれています。
穀物酢
穀物酢とは、小麦や米、酒粕、とうもろこし等、穀物を原料とした醸造酢のことです。
さっぱりとした風味であるため、炒め物や煮物等さまざまな料理で活躍してくれ、お手頃な価格で手に入り、汎用性も高いことから、多くの家庭で常備されているお酢です。
米酢
米酢は穀物酢の一種で、米だけを主原料としたお酢です。
米のまろやかな甘みとコクが特徴で、お寿司の酢飯など和食との相性がよいといわれていますが、お寿司以外にも、酢の物、マリネ、ドレッシング等さまざまな料理に使用可能です。
黒酢
黒酢は穀物酢に分類され、使用されている原料によって「米黒酢」と「大麦黒酢」に分けられ、他の酢は薄い黄色ですが、黒酢は黒っぽい色をしているのが特徴です。
芳醇な香りとまろやかな味わいを持つ黒酢は、料理やスイーツに幅広く使用され、水や牛乳、はちみつ等、いろいろな割り方を楽しめるため、自分好みにアレンジしてみるとよいでしょう。
果実酢
醸造酢のうち、果実が一定量以上使用されているお酢を果実酢と呼びます。
農林水産省の「食酢品質表示基準」で果実酢として分類されているのは、「りんご酢」と「ぶどう酢」で、その他にも、みかん酢やいちご酢、梨酢、柿酢等、さまざまな種類の果実酢があります。
フルーティーな香りとさわやかな味わいが特徴の果実酢は、ダイエット中の方にも人気のお酢です。
ただし、果物が使用されているお酢のなかには、醸造酢に果汁を加えただけのものもあるため、果実酢を購入する際には、「果実酢」という表記があるか確認しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
私は最近はじめた酢入り納豆を食べていて思うのに、醤油の量が非常に減りおかげで減塩になり、本当にそうだなぁ〜と思っています。
以前、必ずなんでも酢を掛ける方がいましたが、私もそのうちそうなっていきそうな気がするくらい、塩加減が減るので徐々に挑戦しようと思いました。
ダイエット効果があるということではじめた酢入り納豆もオススメなので試してみるといいですね。
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