体温はダイエットとどうかかわるのか?痩せない理由は低体温だからかも?

体温

以前の私は低体温で、体温は35度台でした。しかし、最近では36度台に上昇し、これが私の体重減少の原因の一つだと感じています。この体温上昇は、健康的な生活習慣を意識し始めた結果と言えるでしょう。

ただし、まだまだ目標としている37度には到達するには時間がかかるかもしれません。

日々の生活は忙しく、多くのことに追われているため、体温についての意識が薄れがちです。しかし、体調が良くないときに体温を測るようにしています。もし毎日の習慣として体温を測ることができれば、自己管理が向上し、健康に対する意識も変わるでしょう。

これがダイエットにも大いに影響を与えることを信じています。なぜなら、体調が悪いと過食の傾向が高まる可能性があるからです。

それでは、低体温がダイエットとどのように関連しているかについて詳しく説明していきます。

「冷え性」よりも危険な「低体温」

自覚がないまま進む「低体温」

自覚がないまま進む「低体温」

「冷え性」は、人が寒さを感じない程度の温度環境で、手足や下半身などが冷えて、つらいと感じる自覚症状のこと。

指先などが冷たくなっていても、身体の中心部の温度は正常なことが多くあります。一方「低体温」は、深部体温(脳や内臓など身体内部の温度)が下がってしまうことをいいます

深部体温が35度以下になると、激しい震えが起こります。そして、判断力の低下などの症状があらわれ、「低体温症」と診断されます。

体温が下がるにつれ、筋肉の硬直、脈拍や呼吸の減少、血圧の低下などが起こり、死に至ることも。自覚がないまま進行することもあるため、高齢の人や、寒い中屋外作業をする人は注意が必要です。

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こちらでも深部体温について書いています。↓

実は熱中症よりも死亡者が多い

厚生労働省の発表によると、2017年の熱中症での死亡者数635人。それに対して、低体温症による凍死は1317人。またそのうち65歳以上が全体の80%以上となっています。

凍死というと、「雪山での遭難」など、日常とは遠いところで起こるイメージが一般的です。実は多くが家などの屋内で発生しています。年齢を重ねると、身体能力の衰えや持病等により低体温症になりやすいです。そのうえ、寒さを自覚しにくくなることが要因の一つです。

低体温が身体に与える影響

36度未満の軽度低体温でも、免疫力が低下します。そうすると感染症や脳血管障害、糖尿病などがあります。そして、身体に様々な不調が出やすくなる可能性があるといわれています。

疲れやすくなったり、風邪をひきやすく、また風邪がなかなか治らないといった症状も。肺炎やインフルエンザのリスクも高まります。

 

ダイエットで冷え性の人の悩みとは?

ダイエット中に冷え性の人が経験する主な悩みと、それに対処する方法は以下の通りです。

代謝低下と体温調節

ダイエットによりカロリー摂取が制限されると、体の代謝率が低下します。これは体温調節に使われるエネルギーが不足することを意味し、寒さに敏感になります。

対策としては、適度な運動を行い、代謝を促進しましょう。また、十分なカロリーを摂ることも重要です。

血行不良

ダイエットによる栄養不足や低血糖症状が血行不良を引き起こす可能性があります。血液が十分に体の末端に行き渡らないと、手足が冷たくなります

こうした場合、ウォームアップ運動や体を温める食事(スパイスを使った料理やホットドリンクなど)を摂り入れ、血行を促進しましょう。

体脂肪減少

ダイエットに成功すると体脂肪が減少します。しかし、体脂肪は体を保温するための重要な要素です。体脂肪の減少に伴い、冷えやすくなるため、寒い季節には適切な服装を心がけましょう

低カロリー摂取と栄養不足

低カロリー摂取と栄養不足

ダイエットにおいて低カロリー摂取が一般的です。過度な制限は栄養不足につながり、体温調節を困難にします。バランスの取れた食事プランを作成し、必要な栄養素を摂るようにしましょう。栄養士のアドバイスを受けることもおすすめです。

総括すると、ダイエット中に冷え性を軽減するためには、バランスの取れた食事、運動、血行促進、適切な服装が鍵です。また、個別の状況に合わせて、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

 

ダイエット中の低体温がどう関わって痩せないのか?

ダイエット中の低体温が痩せない原因について、詳しく説明しましょう。低体温がダイエットの進捗に影響を与える主な理由は以下の通りです。

代謝率の低下

低体温は基礎代謝率を低下させる可能性があります。基礎代謝率は体が静止しているときに消費するエネルギー量を指します。

低体温は体内の生化学的反応の速度を遅くし、エネルギーの消費を削減することがあります。その結果、カロリーを燃焼する速度が遅くなり、痩せにくくなります

甲状腺機能の低下

低体温が続くと、甲状腺の機能が低下します。そのため、甲状腺ホルモンの分泌が減少する可能性があります。甲状腺ホルモンは代謝率を調節する役割を果たしており、その低下は代謝が低くなります。そして、体脂肪を効率的に燃焼しにくくなることがあります。

栄養不足と筋肉の減少

過度なカロリー制限によって栄養が不足すると、体はエネルギーを節約しようとします。この過程で筋肉が分解されやすくなり、筋肉量の減少が起こることがあります。

筋肉は基礎代謝率を高め、カロリーを燃焼するのに重要です。低体温と筋肉の減少は、痩せにくさを助長します。

活動レベルの低下

低体温は体温調節にエネルギーが消費されます。そのため、体が冷えると体温を維持しようとして運動や活動が減少することがあります。これにより、運動によるカロリー消費が減少し、ダイエットの成果が出にくくなります

低体温がダイエットの進捗に影響を与えることから、健康的なダイエットを行う際には以下の点に気を付けることが大切です。

  • 過度なカロリー制限を避け、バランスの取れた食事を摂る。
  • 適切な運動を行って筋肉量を維持または増やす。
  • 体温調節に気を付け、寒冷地での運動や過度な冷房を避ける。

必要に応じて医師や栄養士と協力し、体温や代謝に関する問題を確認し、適切な対策を講じる。

これらの注意点を守ることで、低体温によるダイエットの妨げを最小限に抑えましょう。そうすることで健康的に痩せることができるでしょう。

 

低体温をどのようにしたら克服できるのか?

低体温を克服するためには、いくつかの方法や習慣を取り入れることが重要です。以下に、低体温を改善するための具体的なアプローチを詳しく説明します。

適切な栄養摂取

適切なカロリーを摂取し、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。特にタンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂ることが大切です。

そして、甲状腺機能をサポートするために、ヨウ素やセレンを含む食品を摂ることを考えましょう。たとえば、海藻、ナッツ、魚などが含まれます。

水分摂取

十分な水分を摂ることは体温を維持するのに重要です。脱水症状が低体温を悪化させることがありますので、水を適切に摂りましょう。

適度な運動

適度な運動は体温を上げ、代謝を改善するのに役立ちます。有酸素運動や筋力トレーニングを組み合わせることがおすすめです。

運動前に十分なウォームアップを行い、急激な温度変化から体を守りましょう。

体温調節

寒冷な環境に長時間いる場合は、暖かい服を着るか、適切に体を保温しましょう。特に寒冷地での活動時に注意が必要です。

逆に、過度な暑さから身を守るために、適切な冷房を使用し、水分をこまめに摂ることが大切です。

ストレス管理

ストレスは体温を上昇させるためのストレスホルモンであるアドレナリンの放出を促進することがあります。リラクゼーション技術やストレス軽減の方法を取り入れ、ストレスを管理しましょう。

睡眠の質

睡眠の質

十分な質の高い睡眠を確保しましょう。睡眠不足は体温を低下させる要因の一つです。

健康状態の確認

甲状腺機能や貧血などの健康問題が低体温の原因となることがあります。必要に応じて医師の診察を受けましょう。医師の指導に従って治療やサプリメントを検討することがあります。

低体温を克服するためには、健康的な生活習慣とバランスの取れた食事が不可欠です。個人の状態に合わせてこれらのアプローチを調整し、体温を適切に維持することが大切です。

 

低体温を解消する体温アップ術

低体温を解消するには、1日1回、体温を1℃上げる行動を取り入れることが大切です。
続けるうちに、低かった平熱が底上げされます。

朝、白湯を飲む

不純物のない白湯は、体を温めるのに最適です。
特に1日のうちで最も体温が低い朝は、朝起きてすぐ飲むようにしましょう。
内臓が温まり、腸のぜん動運動も活発になるので、便秘解消にも期待できますよ。

朝のウォーキング

朝のウォーキング

1日のうちでもっとも体温が低い時間帯が朝です。この時間帯に30分間ウォーキングをすると0.7~1℃体温が上がります。朝のウォーキングは自律神経の副交感神経と交感神経の切り替えをスムーズにする点でも、体温アップに効果的。

ただし、朝のジョギングは自律神経に負担をかけるので、体温アップのためにはあまりオススメしません。天気の良い日は少し早く起きて一駅分歩いてみる!というのもいいですね♪

ゆっくりスクワット

筋肉量の多い下半身を鍛えると、体温を上げることができます。おすすめはスクワット。下半身に意識を集中させ、沈むのに30秒、戻るのに30秒を1セットとし、3回程度実践してみましょう。

下半身を温める

人のカラダの下半身には発熱臓器がない関係で、一般的に上半身に比べ3~5℃程度低いと言われています。

昔から「頭寒足熱」という言葉があるように、下半身を温めて、上半身との温度差を無くすことを意識してみましょう!

血の巡りが悪くなるような、カラダを締め付けるような服を避ける。コットンの靴下の上にウールの靴下を重ね履きする、などがおすすめです。

湯たんぽで温める

湯たんぽで温める

筋肉量が少なく、筋肉で産生する熱量が少ないことも低体温の原因のひとつです。

低体温に悩む人は女性に多いのですが、その理由の一つは女性の方が男性より筋肉が少ないからと言われています。筋トレをして筋肉量を増やすことが出来たら理想ですが、なかなかそれは難しいという方は湯たんぽがオススメです。

湯たんぽなどで外から直接熱を加えることで、全身の血流をアップさせて筋トレと同様の効果が得られます。カイロでもよいのですが、湯たんぽは熱容量が大きいので温める力が高く、効率的に体温を上げることができますよ。

最近は、電子レンジでチンするだけで使用できる簡単な湯たんぽもあります。デザインも豊富で可愛いものもあるのでリラックスタイムのお供に是非取り入れてみてくださいね。

 

まとめ

いかがでした?

普段から体温を測る習慣を身につけることは、自身の体調管理において非常に重要だと感じました。

健康であるからといって、体温を無視することはできないと思います。体温を数値化することは、体重測定と同様に自己管理を向上させる手段の一つとなります。

日常生活が忙しいため、自身の健康を見落としがちですが、ウォッチ カナリアを装着していれば、体温計を使う手間も省けるので、非常に便利です。

加えて、高齢になると体のセンサーが鈍化する傾向があります。体温を知っておけば体調の変化に気づきやすくなります。特に冬に向けて、体温を把握しておくことは有益です。

私の両親もかつてデイサービスに行く前に体温を測る習慣がありました。ウォッチ カナリアがあれば、手間をかけずに済むので便利だと感じました。

ダイエット中においては、体重測定と体温測定は特におすすめです。

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