食べなければ痩せると思っていたとしたら、実はそのやり方では逆に太る方法なんです。
たくさん食べなければ実質量が少ないので、痩せると思うんですが、それだと栄養不足で、ある意味栄養失調となり、体の仕組みとして成り立たなくなるんです。
そのためにはどんな食事をすれば痩せられるのかについて、詳しくお話しますので、最後までお読みくださいね。
Contents
1 食べないのに痩せない理由は栄養失調?
例えば、カロリーを気にするあまり、このような食事をしたことはないでしょうか?
・ 朝食:コーヒーとトースト
・ 昼食:同僚と近場のレストランでサラダ付きのパスタランチ
あるいは、コンビニの春雨スープとおにぎり おやつ、こんにゃくゼリー
・ 夕食:サラダ
全く同じでなかったにしても、ごはんを抜いたり、サラダ中心の生活にしてみたり、太る原因は食べ過ぎだから、ダイエットするなら食事の量を減らせばいい、もしくは炭水化物を抜けばいいと思われがちですが、実はそうでもないんです。
ダイエット中にありがちな「食事量を極端に減らす」「カロリーを制限する」「太りそうな食材はカットする」等といった方法が原因で痩せにくくなっている可能性があるんです。
実は「食べないから痩せる」のではなく、「食べないから太る」という人は意外と多いのです。
痩せるために食事制限を行った結果、ダイエットによる栄養失調を体が察知し、カロリーをなるべく消費しないようにと生命の防衛本能が働いてしまったり、脂肪の燃焼に必要な栄養が不足してしまうなんてこともあります。
2 不足しがちな栄養素
では、どういった栄養素を摂ればいいのでしょうか。
私たちの体は状態を保つために、7大栄養素が必要で、たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルの5大栄養素に、食物繊維と水を加えた7つ が栄養素が柱となって私たちの体を支え、調子を整えてくれています。
① 食物繊維・ビタミン・ミネラル不足
食物繊維が不足すると、血糖値が上がり、便秘になりやすくなります。
便が腸の中に溜まってしまうと、ぽっこりおなかや肌荒れ・口臭の原因にもなり、体重も落ちません。
また、ビタミン・ミネラルが不足すると、筋肉合成や糖や脂質の代謝がスムーズに行われなくなり、脂肪がつきやすく、しかもその脂肪が落ちにくくなり、 特に女性は、ビタミン・ミネラルの中でも「鉄」と「カルシウム」「ビタミンA、B1、B2、C」「マグネシウム」「亜鉛」が不足しがちと言われています。
野菜、海藻、きのこは毎食どれかを摂り入れるのがオススメで、同じものばかりではなく、いろいろな種類が食べられるとよりベストです。
② タンパク質不足
子どもから高齢者まで、すべての年代にわたり日本人は「タンパク質不足」といってもいい過ぎではありません。
主に体の脂肪を燃やしてくれるのは筋肉で、この筋肉が働くために必要なのがタンパク質で、タンパク質が不足すると筋肉の栄養が足りず、働きが悪くなって痩せにくくなってしまいます。
筋肉だけでなく、体の構成成分は、水とタンパク質と脂質で9割を占め、タンパク質をしっかり摂ることは筋肉が働くためにも、体の他の機能が働くためにも必要不可欠です。
豆腐、納豆、豆乳、たまご、魚、肉などを摂り入れ、 特に魚はDHA、EPAなどのいい油も一緒に摂れるので、毎日でも摂りたいたんぱく源です。
③ 糖質不足
糖質は7大栄養素には一見含まれないように見えますが、炭水化物が糖質と食物繊維をあわせた成分で、炭水化物を抜いている方は糖質不足になりやすいです。
糖質は体を動かすために必要なエネルギー源ですので、ある程度の量は摂取する必要がありますが、糖質を制限し過ぎてエネルギー不足になると、体が筋肉を分解することでかえって基礎代謝が落ちてしまい、痩せにくい体になってしまうのです。
できれば、1食は炭水化物を摂るようにし、その際選びたいのは、玄米や雑穀米がオススメですが、苦手な方は白米でも大丈夫です。
④ 脂質不足
「油」は太りやすいとつい避けがちですが、脂質も7大栄養素に含まれる1つで、体にとって必要な役割があります。
例えば暑さや寒さから体を守ったり、ホルモンを作ったりするのが脂質で、 脂質不足になると代謝も落ちて脂肪が燃えず痩せにくい体になってしまいます。
また、ホルモンが作られる量が減ると、食欲をコントロールできなくなり、過食に走ってしまうなんてこともあったり、 大量に摂るとカロリーオーバーになりやすいので、適量の質のいい油を摂り入れることは大切です。
特に不飽和脂肪酸は血中のコレステロールや脂肪を低下させる働きがあり、 不飽和脂肪酸を多く含む油が含まれる食材は、青魚、くるみ、オリーブオイル、アマニ油などで、意識して食事に摂り入れましょう。
3 食べないダイエットの落とし穴
食べないダイエットが成功しないのには、理由があります。
① 体が省エネ体質になっている
食事制限ダイエットを繰り返し行ってきたミドル層の方に多いのがこのタイプです。
必要な栄養素が入ってこない状態が長く続くと、ホルモンバランスを崩すだけでなく、体が少ないエネルギーで生命を保とうと代謝を落としてしまい、いわゆる省エネ体質に傾いてしまいます。
ただでさえ、年齢を重ねて基礎代謝が落ちている体が省エネ体質に傾いてしまえば、ますます痩せにくい体となってしまいます。
② 筋肉を落としてしまっている
必要な栄養素、特にタンパク質の量を減らしているダイエットは、筋肉量を落としてしまいます。
一見、体重が減っているように見えても、脂肪ではなく筋肉が落ちている場合が多く、筋肉が落ちてしまった体は脂肪が燃焼しにくいので、太りやすい身体を作ってしまうことに。
③ 便秘で腸内環境を悪化させている
炭水化物を抜くダイエットをしている方に多いのがこのタイプです。
お米やパン、麺類、芋類、果物など糖質を含む食品を控える糖質制限ダイエットが大流行していますが、これらを摂らないことで便秘を繰り返し、腸内環境を悪化させ、逆に痩せにくい体質を作ってしまうことに。
炭水化物には排便を促す食物繊維が豊富に含まれていますので、極端な制限はおすすめできません。
④ 体温が上がらずエネルギーを燃やせない
1日の総カロリーを気にするあまり、食事量を減らしたり、食事を抜いたりする方がいますが、これは体内時計を狂わせ、結果代謝を落とすことになります。
特に NGなのは、「朝食を抜くこと」 で、朝食をしっかり摂らない人は体温も上昇しにくく、腸の活動も活発にならず、1日のエネルギーを燃やすエンジンが稼動しないままになります。
このように、“食べないダイエット”は、結果「ますます痩せにくい身体作り」に加担していることになります。
4 適量をきちんと食べて痩せやすい身体を作る
統計上でも、成功率が高くリバウンドしないダイエットは“食べないダイエット”ではなく、“適量をきちんと食べて痩せやすい身体を作るダイエット”です。 食べるダイエットのポイントは・・・
① 食べる順番で血糖値を急激に上げない
血糖値が急激に上がると、それを下げるためにインスリンが分泌され、脂肪を蓄積します。
インスリンの分泌を抑えるためには、野菜→ 汁物→ 肉や魚→ 炭水化物の順番で食べることを習慣にしましょう。
① 朝食をしっかりと摂る
体内時計を正常に保つために重要なのは「朝日を浴びること」と「朝食を食べる」こと”です。
朝食で胃腸を刺激することで、身体は目覚め、代謝活動にもスイッチが入りますが、朝食を抜き続けると、身体は朝の飢餓状態を恐れて、夜のうちに脂肪のため込みをするようになり太りやすくなります。
② 腸内環境を整える
痩せるために必要なのは、排出しやすい身体づくり。
腸が健康でないと痩せることはできません。腸が健康ならば、必要な栄養素だけを吸収して不要なものをスムースに排出するので太りにくくなるため、腸が不健康だと、食べていないのに痩せにくいという負のループに陥ってしまいます。
腸内環境を整え、腸を元気にする食品をしっかり食べて、痩せやすい身体を作りましょう。
5 腸内環境を整える食事
6 間違った食事制限ダイエットの痩せ理論
必要な栄養やカロリーを摂取せずにいれば、胃腸の働きは鈍り、体は飢餓状態だと錯覚し、この先もずっと食事抜きの飢餓状態を続ければ、理論上はそのままやせ細っていくのですが、当然、それでは生きていけません。
結果、あなたの体は飢餓状態でも生きられるように、カロリーを消費しない、脂肪を燃やさないカラダになっていき、ダイエット効率の悪い体に陥ってしまうというわけです。
また、基礎代謝の多くを占めるのは内臓の動きによるもので、食べた物を消化、吸収、代謝するときに、体の中ではたくさんのエネルギーが使われるので、大量のカロリーを消費するので、適切な食事をしっかり食べて胃腸を活発に動かせば、それだけでカロリーが消費できるということで、好きなものをやみくもに食べてOKというわけではないんです!
7 正しいダイエット方法
① ゼロカロリーやローカロリーばかりは❌
毎日サラダだけのダイエット生活をしていませんか?
このような食生活だと必要な栄養が不足し、消化・吸収・代謝機能が低下してしまい、ゼロカロリー&ローカロリーは熱量がない食材ですが、体が熱を生み出せずに冷えを招いてしい、冷えると体は脂肪を蓄えようとするので、ますます脂肪を燃やすことは困難に!
さらに、「食べる量を減らしているのに痩せない!」とどんどん摂取カロリーを減らす食生活を続けてしまうと、少し食べても太ってしまう体質になってしまうので注意しましょう。
ゼロカロリー、ローカロリーをダイエットに活用するのがダメなのではなく、そればかりを食べるのが問題で、必要最低限に留めた方がベターです。
② 良質の油は適度に積極的に摂ろう
良質の油はダイエットの味方になりますが、ダイエットには大敵と思われがちで、できるだけカットしようとする人も多い油ですが、油も良質の物を選べば、ダイエットの強い味方になってくれるので、しっかり摂取することが大事です。
良質の油とは、天然の植物性オイル(オリーブオイル、しそ油、えごま油、亜麻仁油、ごま油)等、原料を生搾りしたもので、良質な油は、女性ホルモンや脳内ホルモンのバランスを整えてくれるので、ダイエットにありがちなイライラや暴飲暴食を防ぎ、ストレスのないダイエットを行うことができます。
油は加熱すると酸化してしまうので、ベストな摂取方法は生で食べることで、一日小さじ2~3杯程度の油を、サラダ、煮物、味噌汁、スープ、和え物に加えて食べましょう。
その他、アボカドやナッツ類にも良質の油が含まれているので積極的に!
③ お肉を食べて痩せよう!
赤身の肉で燃える体に!
肉=太る!という考えも×で、特に赤身の肉には代謝を上げて脂肪を燃焼する働きのある成分L-カルニチンが含まれていて、L-カルニチンは牛・羊>豚>鶏の順に含まれているので、ダイエット中は、牛ヒレといった赤身の強い肉を選ぶのもポイントになります。
また、肉には筋肉の元となるタンパク質が含まれているのも多く、筋肉量が増えれば代謝も上がり、太りにくい体へと導いてくれます。
さらに、甘い物を食べたい欲求を抑える働きのあるチロシンも肉に含まれており、ダイエット中にやたらと甘い物が食べたくなる人は、肉不足になっていないか食生活を見直してみると良いですよ。
さらに、肉を食べる際は香味野菜(ニラ・ニンニク・ショウガ等)と一緒に食べると、より代謝アップに役立ちます。
④ 「お米は太る」は間違い!
お米は太りにくい食材です!
特に若い女性達の間では「お米は太るから、パンを食べる!」と思っている人が多いようですが、実はお米のほうが太りにくい食材です。
昔から日本人が食べてきたお米は、私たちの体質にとても合っていて消化吸収も良く、普通に食べていれば太る心配はありません。
逆に、パン・パスタ・うどん等の小麦製品は体内で分解しづらく、分解できなかった成分は腸壁に溜まってしまうといわれ、腸内の活動が低下すると代謝がダウン、結果、痩せないという状態に陥ります。
お米の中でも、玄米や雑穀米は白米に比べ、ミネラル・ビタミン・食物繊維が豊富なのでオススメで、慣れない内は、白米に玄米や雑穀米を混ぜてみると良いでしょう。
⑤ 「痩せなきゃ」というストレスはNG
ストレスはダイエット効率を悪くする!
「甘いもの×」「揚げ物NG」「炭水化物はカット」といった我慢&辛いダイエットを続けることは難しく、必ず失敗すると言ってもいいでしょう。
さらに「太るのが怖くて、食べることまでが怖い!」とまで思ってしまう例もみられますが、このようなストレスはダイエットの大敵です。
体や心にストレスを感じると、脳は飢餓状態であると勘違いし、いざという時のために脂肪を蓄えようと働いてしまいます。
また、ストレスは自律神経のバランスを崩す原因にもなり、これがさらに、痩せにくい体を作ってしまいます。
といった、人間として当たり前の食事&生活習慣を見直したり、ストレスフリーの環境を作ることが自律神経を調整すると同時に、痩せやすい体作りに効果的です。
8 まとめ
食べなければ痩せると思いがちですが、それは逆に太る食事の仕方だったんですが、それはダイエット中に多くの人が陥りやすいですよね。
私自身も時々食事をセーブしようと昼食や夕食で戻そうとすると、それが還って悪循環を招き体重が増えてしまうことが時々あります。
やはり、バランスの良い食事をしないと体重は逆に、増えると実感するようになって気をつけています。
いかに食事を取るのかは、色々経験して結果として現れますが、食べないダイエットは続かないしストレスで、体を不健康にしてしまう場合があるので、気をつけたいところですね。
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